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パイライト Pyrite

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和名は黄鉄鉱。
真四角のキューブ状の結晶で有名ですが、いろいろな姿で楽しませてくれるピカピカの金色鉱物です。
姿 パイライトの結晶は、立方体・八面体・十二面体・五角十二面体(黄鉄鉱面と特別に呼ばれる形で五角形が12個くっついた形)があります。
他には、塊や粒状になって産出されます。
更に双晶が多く見られます。
愚者の金 Fool’s gold 綺麗な金色です。
”愚者の金(Fool’s gold)”の別名を持ちます。
黄鉄鉱の比重は6.5。
鉱物の比重は2-4の間が多く、2くらいまでは軽い鉱物、4以上は重い鉱物と考えられると思いますが、金の比重は19.3で圧倒的に重い。
産出量は金と比べると黄鉄鉱はとても多く、金とは比べ物になりませんが見た目が似ているということから別名が付けられました。
ちなみに…
金の条痕は淡黄色(ある意味金色)、黄鉄鉱の条痕は緑がかった黒もしくは黒です。
共生鉱物 他の石と一緒・もしくは含まれていることがままあります。
水晶の中にパイライトが見えるものや、水晶クラスターなどにパイライトが粒状にくっついているもの、またラピスラズリの金色のピカピカの部分もそうです。
またエメラルド・サファイア・ダイヤモンドにも同じようなことがあります。
特にエメラルドは南米コロンビアチボール鉱山産のものが有名です。
緑色と金色のコントラストがとても美しいです。
特徴 パイライトの化学式はFeS2。
鉄と硫黄の硫化物で、鉱物の分類上では硫化鉱物となります。
金属・半金属が硫黄と結びついている鉱物を硫化鉱物といいます。
この硫化鉱物は大まかに見ると…
対称性の高い結晶形金属に似た性質(金属光沢・導電性)硬度が低い比重が高い 等があげられます。
パイライトの硬度は6~6.5で、硬度6の”ナイフで傷をつけることができず刃が傷む”という指標を考えると硬く感じるかもしれませんが、一番硬いとされるダイヤモンドが硬度10。
他の硫化鉱物の硬度を調べると、黄鉄鉱はかなり硬度が高めですが、全体から見るとそうでもない。
黄鉄鉱は、この条件をほぼ満たしていると考えていいと思います。
工業的には現在ではその用途は殆ど無くシャープで面白い形のものが多いため、コレクターには人気があります。
以前は鉄・硫酸の原料として用いられていました。
パイライトと湿気 黄鉄鉱は湿気に弱い傾向があります。

ブラックトルマリン 鉄電気石 ショール schorl

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電気石(トルマリン・tourmaline)という名前はグループ名でたくさんの仲間を持っています。
その中の鉄電気石をピックアップします。
電気石グループで一番多くの産出量で、あちこちで見られます。
基礎データ 化学組成 珪酸塩鉱物  NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4色 黒条痕 無色結晶系 六方晶系へき開 不明瞭硬度 7~7.5比重 3~3.2 黒い見た目ですが、条痕は無色なんですね。
また、とても薄い状態のものだと、色合いが青緑に見えます。
産出地 産状 産出地はあちこちで見られます。
ブラジル・パキスタン・イタリア等いろいろありますが、日本では福島県石川町や山梨県甲府市等があります。
マグマが冷えてできた花崗岩ペグマタイトや変成岩から産します。
また結晶は柱状で縦の条線が見える集合体、または針状のものが放射状に集まった集合体がみられます。
ホウ素と鉄電気石 ホウ素 B
鉄電気石は、ホウ素の重要な鉱石です。
ホウ酸やホウ砂など化合物が日常で使われています。
ホウ酸は、目の洗浄でよく使われていますね。
また、ゴキブリ対策としてホウ酸団子がありますが、ゴキブリがこれを食べると脱水して死んでしまうとのこと。
その死骸やフンをほかのゴキブリが食べると同じ効果があるそうです。
またホウ砂を混ぜると耐熱性がよくなり、急冷・急加熱に耐えられるようになります。
私も自宅で使用していますが”パイレックス”!
耐熱ガラスの添加剤でもあります。
焦電性 熱を加えることで電気を帯びることです。
電気石がよく知られていて、気温があがるとホコリを引き寄せます。
それは、気温があがることで+と-の電極が生じ帯電することが原因です。
熱するとなる現象ですが、熱というと火であぶったりと想像しがちですね。
ですがこの場合の熱とは、摩擦熱も入ります。
電気石でこすった布にほこりがつきます。
電気石はこの性質を持っています。

トルマリン Tourmaline

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和名は”電気石”
熱を加えることで、結晶の両端がプラスとマイナスに帯電することからこの名前となりました。
とても複雑な化学組成をもち、
「トルマリンの化学は宝石のつくりというより中世の錬金術の処方箋に近い」(ジョン・ラスキン) とその複雑さを表しています。
トルマリンの仲間 トルマリンは珪酸塩鉱物のグループの名前です。
代表的なものは、
鉄電気石-schorl(ショール)苦土電気石-dravite(ドラバイト)リシア(リチア)電気石-elbaite(エルバイト) 等があります。
色 トルマリンはカラーの豊富な石です。
色によっていろいろな名前があります。

ルベライト-rubellite ルビーのような色合いのもの。薄いものはピンクトルマリンと呼ばれていることが多いです。赤紫
シベライト-Siberite無色
アクロアイト-achroite黒
ショール-schorl
ブラックトルマリン青
インディゴライト-indicolite
ブルートルマリン緑
ベルデライト-verdelite
グリーントルマリン褐色
ドラバイト-dravite 最近では色の名前+トルマリン、たとえばグリーントルマリンと呼ぶことが一般的なようです。
色の名前と鉱物種 上記の名前で、ショールは鉄電気石、ドラバイトは苦土電気石と予想がつくと思います。
残りの色の名前のものはどの仲間?と思うと思いますが、全部リシア(リチア)電気石です。
ですが、色という単位で考えた場合、複数のトルマリンの鉱物の種類にまたがって呼ばれています。
更に、エルバイトとドラバイトの間で固溶体を作り、ドラバイトとショール及びエルバイトの間に固溶体※1を作るため、まぜこぜになった姿も見られます。

※1固溶体とは、2つ以上の元素が融け合って混じり合い均一になっている個体の状態をいいます。トルマリンは複数の美しい色合いを豊富に持ち、その色が何色にもわたって再現されている標本も多く、本当に目を奪われます。
ベンジャミン・フランクリンとトルマリン またこのトルマリンは、ベンジャミン・フランクリンが愛した石だそうです。
アメリカ独立に多大なる貢献をした人物は、凧の実験で雷と電気が同じ物であると明らかにし、避雷針を発明した人でもあります。
トルマリン いろいろ ウォーターメロントルマリン Watermelon Tourmaline

真ん中がピンクで外側が緑色のウ…

ガレナ Galena

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和名 方鉛鉱
見た目の色は、いかにも鉛な雰囲気の色合いで、形は立方体・八面体、若しくは塊状がほとんどです。
へき開が完全で、ハンマーでたたくとさいころの形に割れていきます。
がん!と割ったばかりの面はピカピカですが、時間の経過とともにくすんでいきます。
表面が風化し、硫酸鉛鉱に徐々に変わっていくためです。
また見た目通りの重い鉱物です。

重いとは… 比重は、同じ体積の水を1とした時のその石の重さ。
同じ大きさでも重さが違うことです。
鉱物の比重は2〜4の間が多く、2くらいまでは軽い鉱物、4以上は重い鉱物となります。
石英の比重は2.65、方鉛鉱の比重は7.6。
手で持ったとき、方鉛鉱が重いと感じると思います。
条痕は見た目の予想通り、鉛灰色です。
ガレナの用途・由来 鉱石という言葉を使っていますが、鉱石とは、鉱業用の採掘の対象となる鉱物や岩石のこと。
例えば、金が混じっている石があるとします。
その金を取り出すと、利益がありますよね。
その”利益”がでる石のことを鉱石といいます。
つまり、この方鉛鉱から鉛が生成される→鉱業用の採掘対象となるということです。

鉛は、放射線の遮蔽を目的として、病院・歯科医院などでレントゲンの際の防護服の中身に利用されています。
後ははんだ付け等にも使いますよね。

ガレナという言葉は、ラテン語で鉛の鉱石という意味の言葉に由来しているとのこと。
和名は…予想つきますね。

アズライト Azurite

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和名 藍銅鉱(らんどうこう)
アズライトはいろいろな形で産出される石です。
色は青い色ですが、光沢感がガラスっぽいものやマッドなタイプもあり、更に結晶の形(柱状等)で産出されるものもあれば、塊状のときもあります。
この石は、マラカイト(孔雀石)と一緒に出てくることが多く、アジュールマラカイト・アズロマラカイト等とも呼ばれ、アクセサリーにも加工されています。
アズライトの青い色とマラカイトの緑色の綺麗な模様です。
基礎データ化学組成 炭酸塩鉱物 Cu3(CO3)2(OH)2色 青条痕 淡い青結晶系 単斜晶系へき開 完全硬度 3.5~4比重 3.77~3.79 美しい サビ アズライトもマラカイトも銅鉱床で産出される二次鉱物。 もともとあった鉱物が空気や水・風により変性・変質しできた鉱物のことをいい、要は錆びてできた鉱物です。 錆びると言われると鉄などの錆の”赤”を連想しがちですが、青や緑の錆はこんなのも綺麗なんですね。 アズライトといえば岩絵の具として使われていることが有名です。 アズライトの名前 いろいろ またアズライトはいろいろな名前があります。 アジュールストーン 顔料ブルーカッパー 銅鉱床に産することからブルーマラカイト マラカイトと一緒に産出することが多いことからチェシライト(チェッシーライト・チェシーライト)(Chessylite)チェシーカッパー(Chessy copper)仏リヨン近郊のチェッシー産のものがアズライトは有名なため カッパーは”Copper”で銅のことです。 アズライトのいわれ アズライトの名前の由来は、ペルシャ語で青い色の意味の”lazward”に由来するそうです。
この石は誰もが聞いたことのある古代文明の中で生きてきました。
古代エジプト・マヤ・ギリシャ等、神託を得る力があるとされ、神官が身につけていたととのこと。
予言・祈祷に用いられることが多く、神聖な石として扱われていたそうです。

自然銅 Copper

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思い出すのは、まず最初にお金だと思います。
5円玉は黄銅製、10円玉は青銅製(青銅は銅にスズが混ざったもの)、50円玉・100円玉旧500円玉は白銅、新500円玉はニッケル黄銅
全て銅の合金です。
青銅(ブロンズBronze)
青銅器時代ということを考えると、先史から人に関わる鉱石だったことが考えられます。
産出の際、銅単体でぽんと出てくる(自然銅)ことはあまり多くなく、
チャルコパイライト(黄銅鉱)赤銅鉱アズライト(藍銅鉱) などから銅を取っています。
キプロス島と銅 銅の産地としてもっとも古い鉱床は、紀元前3000年ごろに銅が発見されたキプロス島
ここから青銅器時代が始まります。
このキプロス島は、金星の守護神とされるアフロディーテの聖地でもあります。
ラテン語名であるcuprum はキプロスに由来するとのことです。
産状 玄武岩や礫岩の岩石の中にできる場合と、銅鉱床で酸化してできる場合と大別して2種類あります。
銅鉱床で酸化してできる場合は、銅鉱床で地下水の作用を受けて鉱床の上部でできます。
銅は6・8・12面体の結晶となりますが、その形状をして産出されることは少なく、樹枝状や塊タイプや、針金のように細い棒状のものが絡み合って、丸く苔玉のようになっている場合等があります。
空気中で酸化し、変色します。
基礎データ化学組成 元素鉱物   Cu色 赤銅色 褐色条痕 赤銅色結晶系 等軸晶系へき開 なし硬度 2.5~3比重 8.9

赤銅鉱 キュプライト キュープライト Cuprite

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キュプライト ・キュープライトとも表記されます。
和名は赤銅鉱(せきどうこう)。
銅の主要鉱石で、銅の含有している割合は90%近くあります。
銅を意味するラテン語”cuprum”からのネーミングです。
毛赤銅鉱 針銅鉱 毛(もしくは繊維)状の結晶の集合体の場合は毛赤銅鉱(もうせきどうこう)、針状の結晶形状をしている集合体の場合は針銅鉱(しんどうこう)という別名があります。
産状 銅の二次鉱物なので、マラカイト・自然銅・アズライトなどと共に産します。
結晶の形が8面体及び12面体で赤い色合いですが、光に晒されると暗灰色となります。
赤い色合いもバリエーションが有り、真っ赤な光沢感の強いものからレンガのようなものまであります。
美しいものは観賞用の宝石としてカットされたものも流通しています。
基礎データ 化学組成 酸化鉱物   Cu2O色 赤褐色 赤条痕 赤みの強い茶結晶系 等軸晶系へき開 なし硬度 3.5~4比重 6.2 銅の用途 銅は、熱・電気伝導性が高く、金属の中で最も延性に富み、価格も安価です。
電線・電気回路として身近なものです。
スマホの充電ケーブルの中身もそうです。
また合金(お金)や顔料にも利用されています。
お金といえば…
アルミでできている1円玉以外、日本のすべてのコインに銅は混じっています。
銅イオンは銀イオンと同じく殺菌作用があります。
O-157やインフルエンザ・ノロウイルスなどにも有効性があるとのことです。(詳しくは日本銅センターへ。とてもわかり易く解説されています。)
お金は沢山の人が触っていてなんとなくキタナイイメージがある方も多いと思いますが、思っているよりきれいなのかも…と思いました。
人間の体にも銅は必要で、必須微量元素としてヘモグロビンの生成に関わったり、粉ミルクにも添加されていて、命を支えています。
つぶやき 標本を集める時、それぞれ鍵になるものがあると思います。
産地別で集めるとか…同じ種類のものをバリエーションすべて制覇にかかるとか…
ですが、私の場合完全に直感なんです。
ピンときたものをGETする。
すいません、昔からこの鍵しか持ち合わせていなくて、だもんで結果、こうなるんです(^_^;)
ですが、これ、すんごく惹かれた標本なんです…
画像のCuprite  Oumjrane Morocco
樹枝状の銅の表面を八面体とな…

カルセドニー Chalcedony

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石英(quartz)という鉱物の中で半透明のものを玉髄類と呼びますが、その中で色が比較的均一なものをさします。
水晶の仲間です。
※カルセドニーと水晶に関しては、こちらをお読みください。

壁開はなし。
硬度は6.5~7。
断口は貝殻状で条痕は白。
色味は白・青・黒・褐色等いろいろあります。
溶岩の中の空洞の表面にできる石で、石英の細かい結晶が網目状に集合し固まったものです。

名前の由来は今のトルコのイスタンブールの東側の”khalkedon”という港町から産出したことにより、”chalcedony”となったといわれます。

世界中でアクセサリー(カメオやビーズ)や手紙などの封をするときの印章等、古くから加工され使われてきました。
人間の生活に、古から密着していた石です。

オパール Opal

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遊色効果からオパールの意味・いわれを考える オパールは、遊色効果から意味を考えると覚えやすく判りやすいかと思います。
遊色効果(プレイオブカラー)とは、オパールの中のシリカが光を回折させるためにおこる、表面の虹色のきらきらした輝きのこと。
その”きらきら感”を”子供の瞳”と、たとえてみましょう。
素直で希望にあふれ、無邪気な瞳で世の中を見ています。
何でも楽しくしてしまう、積極的な姿勢。
そして、遊色の輝きの色がたくさんあることに習って、たくさんの才能と解釈をすることもあります。
ウォルタースコット 「ガイエルスタインのアン」 イギリスの作家ウォルタースコットの小説「ガイエルスタインのアン」はそれまでのオパールのイメージをがらっと変えるきっかけとなりました。
主人公とオパールの髪飾りは魔法にかけられ、楽しい時には美しい輝きを放つオパールの髪飾りが、主人公が怒ると真っ赤になるという話で、オパールに聖油をかけて魔法をとくと、主人公は一握りの灰になってしまうというお話です。
それまで古の世から美しい・希望の石として言い伝えられてきたオパールは、この小説によって不吉の石の象徴となってしまいます。
遊色効果を”心変わり”と結びつけたことから、不吉の象徴として扱われた時期がありました。
サラ・ベルナール そして、そんな当時のこと。
フランスの女優、サラ・ベルナールはオパールを肌身離さずつけていたことで有名です。
まだ芽の出ない無名の時代、ファンからオパールをもらったそうです。
そして大女優になった際、舞台でもふんだんにオパールを身につけました。
そして後、79歳で永眠。
国葬となりました。
サラは生まれも貧しく、苦労して大女優となり、事故で片足を切断する事になった波乱の人生を歩みました。
そんな中、オパールとともに事故にも負けず仕事をしていたそうです。
まさに、”希望の石”の復活を体現した人だと思います。
オパールの分類 オパールはいろいろな分類法があります。
私自身も今までごちゃごちゃしていたのをこれを機に、調べなおしてみました。
諸説いろいろあるとおもいますが、以下の内容でまとめてみました。
オパール分類法その1 プレシャスオパールとそれ以外のオパール ◆プレシャスオパールホワイトオパール
地色が明るい白、もしくは明るい乳白色の淡色の色合いのもの。ブラックオパール
地色が…

クロライト Chlorite

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硬度は2.5。
かなり柔らかいです。
壁開は完全で断口は不規則。
名前の由来は英名のクロライト(chlorite)ギリシャ語で”クロロス”→緑色を語源としているそうです。
色は緑以外にも黒・白・黄褐色等があります。
緑泥石グループ クロライトの和名は緑泥石(りょくでいせき)。
仲間を持つグループ名でもあります。
このグループは主成分によって大きく二つに分かれます。
マグネシウムと鉄アルミニウム どのような鉱物がグループに属しているかというと、
クリノクロア(clinochlore)シャモス石(chamosite) 等があります。
クリノクロアの変種の菫泥石(キンデイセキ)は紫紅色できれいです☆
ガネーシュヒマール産ヒマラヤ水晶 Himalayas quartz
画像の標本について触れます。
ネパールの国の形の横長長方形の上の部分、チベットとの境あたりにある山の名称です。
一つの山をさす名詞ではなく、7000m級のガネーシュヒマール山を含む、6つの山をさすそうです。
ちなみに富士山は、3,776mです。
この6つの山のどこから採堀された石でも”ガネーシュヒマール産”となりますが、最近ではきちんと山や産地の名称が記載されているものが多く見られるようになりました。
ガネーシュヒマールという言葉 ヒンドゥー教の神様の名前で、サンスクリットで”群衆”(=ガナ)の主(=イーシャ)と言う意味だそうです→Ganesha ガネーシャ
この神様はぞうさんのお顔に腕が4つの神様。
商売繁盛・学問・障害を除去してくれるという神様だそうです。

アゲート Agate

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水晶ファミリーの一員で、半透明の縞模様がある石を アゲート と呼びます。
日本では縞模様があるかないかに関わらず、メノウ・瑪瑙としています。
石英の小さな結晶が集まって塊になっているものです。
アゲートの加工 この石は着色処理がしやすく、さまざまな色に着色されて販売されています。
きちんと処理が行われているものは退色はありません。
着色・研磨技術で有名なのはドイツのイーダー・オーバーシュタインが知られています。
(アゲートに限らず、宝石マイスターの街です。)
日本では、江戸時代は若狭(福井県)の遠敷で。
今でも伝統工芸品として販売されています。
江戸末期から明治初期にかけ、山梨県甲府でさかんになったそうです。
甲府は今でも加工地として有名です。
アゲートの名前の由来 イタリアのシチリア島の古い川の名前で”アカテス”から”アケート”そして”Agate”となったそうです。
日本の名前の”メノウ”は、産出の際に腎臓状で馬の脳に良く似ていたためということが由来だそうです。
なんだかびっくりな話ですね。
アゲートの伝説 この石のいわれを調べていくと、ちょっと変わったものが出てきました。
古代ペルシャではこの石を焼いた煙が、台風や竜巻の進路を変え、川の流れを止めると信じられていたそう。
また、ヨーロッパでは、この石に紐を付けて海に投げこみ、その石を探しに潜ると石の横に真珠があると言われています。
アゲートは、真珠を探すとわれいていたそうです。
中国では、七宝の一つ。
そして日本では、日本書紀に白いメノウが朝廷に謙譲されたとされる記述があるそうです。
ブルーレースアゲート 爽やかな水色の模様が人気のブルーレースアゲート。 磨いた物がよく出回っていますが、原石も爽やかな色味で素敵です。

アポフィライト 魚眼石 apophyllite

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この石は、玄武岩やそれに類似した岩の中で産出されることがもっとも多いですが、産出の幅が広い鉱物です。
(花崗岩中・熱水鉱脈中・変成岩中などにも稀に産出します。)
見た目の形は色々なものがあります。
ブロック状(四角い形)や四角錐、薄い板状、写真のように先が三角の形や様々です。
色合いも緑だけではなく、うすいピンクや薄いオレンジ、白、透明等様々です。
へき開は一方向に完全で、硬度は4.5~5で柔らかい鉱物です。
取り扱いは十分に注意してください。
産出地 主な産地は、インド(プーナ産が品質が良く有名)・ブラジル・カナダ・アメリカ・メキシコ・イギリス等
そして、日本。
岐阜県神岡鉱山愛媛県久万町槇の川(安山岩)新潟県間瀬(玄武岩) 等があります。
名前の由来 和名の”魚眼石”ですが…
お魚の目のような輝きに由来するようです。
欧米では魚眼石のことを別名で”フイッシュアイストーン”と呼ばれていたそうです。
角度によって”お魚の目のような輝きがある”ということからのようですが…。
この表現は私的にいまいちピンと来ないのが正直なところです。
柱状に成長した魚眼石の条線の部分がほんわか光る事がそうではないか?と言われています。
確かに、魚眼石は独特のほんわかさがあります。
そして、日本にこの石がやってきた時にそのまま直訳して”魚眼石”となったとのことです。
アポフィライトという名前は、熱すると葉っぱのように剥がれることからギリシア語の”apo”→離れる・”phullon”→葉という事から名付けられたそうです。
魚眼石・アポフィライトグループ 魚眼石という名称は、魚眼石・アポフィライトグループの総称です。
フッ素魚眼石(fluoapophyllite)
目にする機会の一番多い普通の魚眼石。
色合いも豊かで、産出量も一番多いものとなります。水酸魚眼石(hydroxylapophyllite)
フッ素(F)が多いとフッ化魚岩石、水酸基(OH)が多いと水酸魚岩石。
この違いが発見されたのが1978年で、このときより魚眼石は2つに分けられました。
肉眼での判別は不可能な違いで、産出はフッ素に比べ水酸基の物はとても少ないです。ソーダ魚眼石(Natroapophyllite)
産出は稀で、花崗岩と結晶質石灰岩※1の間のスカルン中に産します。
岡山県で発見された新鉱物です。 水酸基とフッ素とくれば固溶体
フッ素魚眼石も水酸魚眼石も固…

ガーネット garnet

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”ガーネット”という名前はグループの名称。
珪酸塩鉱物のネソ珪酸塩であり、更に※類質同像(同形)のグループ名です。
なのでかなりの数の種類があります。
ちょっと難しいですが、興味のある方は読んでみてください。
ガーネットグループHydrogarnetサブグループ
ヒブシュ柘榴石(Hibschite)
加藤石(Katoite)Pyralspite(パイラルスパイト)サブグループ
鉄ばん柘榴石(Almandine/アルマンディン)
苦ばん柘榴石(Pyrope/パイロープ)
満ばん柘榴石(Spessartine/スペサルティン)
Knorringite(苦土クロム柘榴石)
Calderite(カルディア鉱)
Majorite(マジョライト)Schorlomite-Kimzeyiteサブグループ
Schorlomite(シューロマイト)
Kimzeyite(キンジアイト)
森本柘榴石(Morimotoite)Ugrandite(ウグランダイト)サブグループ
灰鉄柘榴石(Andradite/アンドラダイト)
灰ばん柘榴石(Grossular/グロッシュラー)
灰クロム柘榴石(Uvarovite/ウバロバイト)
灰バナジン柘榴石(Goldmanite/ゴールドマナイト) 1.の”Hydro”とは水酸化鉱物のこと。OHをもつもののガーネットグループのサブグループ。
3.の”Schorlomite-Kimzeyite”は、そのままの名前の石が命名されています。
4.の”Ugrandite”は難しい話になってしまうのですが、興味のある方だけ端成分と固溶体の話をお読みください。
端成分と固溶体 固溶体とは、2つ以上の元素が融け合って混じり合い均一になっているものをいいます。
端成分とは、★元素と☆元素が混じった固溶体があるとすると、★と☆が端成分となります。
固溶体で代表的なものはガラスです。
また鉱物では、翡翠やラピスラズリも固溶体の鉱物です。
そしてガーネットの場合、その端成分とは6つです。
鉄ばん柘榴石(Almandine/アルマンディン)苦ばん柘榴石(Pyrope/パイロープ)満ばん柘榴石(Spessartine/スペサルティン)灰鉄柘榴石(Andradite/アンドラダイト)灰ばん柘榴石(Grossular/グロッシュラー)灰クロム柘榴石(Uvarovite/ウバロバイト) この6つのガーネットを、1~…

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