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Bottled tourmaline -ありがとうと伝えたい-

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当ショップよりお買い上げいただいた小瓶入りのトルマリン。
こんなにも素敵に描いてくれました。

頂いたときはほんとに嬉しくて、おかしなテンションになってしまいました(笑) 良いフレームが見つかったら、部屋にも飾りたいと思っています。 外出がままならない日々が続きますが、気持ちの窓があきました。
@kamima_ite 様
ありがとうございます(^^)
おかげさまで、こちらの小瓶入りトルマリンは5個すべて売り切れとなりました。 ご購入いただけましたお客様はもちろん、皆様にもこのかわゆさをぜひ❤ご堪能ください。

ゾイサイト 灰簾石 ZOISITE

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ゾイサイトは和名灰簾石(かいれんせき)。
緑簾石グループに属します。
名前の由来は、スロベニアの貴族、自然科学者のジグムント・ゾイスに因みます。 ルビーインゾイサイトの緑色の部分、ブルーの美しい宝石で有名なタンザナイト、かわいいピンク色のチューライト、すべてこのゾイサイトの仲間です。 ゾイサイトの色 純粋なものは白色ですが、微量成分によっていろいろな色になります。
代表的なものを下記にあげます。
下記以外でも白色透明を基本に、クリアな黄色などもありバリエーションが豊かです。
ピンク色 桃廉石(とうれんせき)THULITE 微量のマンガンによってピンク色のものは桃廉石/チューライト(テューライトもしくはトゥーライト)です。
塊状で産出します。

余談
個人的に、写真現物のタイプのものが可愛くて大好きです。
名前の表記もチューライトが好き(チューリップのイメージを勝手にもってます!)
青紫色 タンザナイト TANZANITE 微量のバナジウムによって青紫色のものはタンザナイトです。
タンザニアのアルーシャで発見された美しい色合いのこの石を、あのティファニーが命名して売り出したもの。
加熱すると色が濃くなる性質を持ちますが、380度を超えると灰色になってしまいます。
またタンザナイトのアクセサリーの超音波洗浄は避けたほうがよく、壊れることもあるとのことです。
緑色 ルビーインゾイサイト RUBY IN ZOISITE
微量のクロムによって緑色のものは、ルビーと共に見られるルビーインゾイサイトの緑色の部分です。
ルビーインゾイサイトはアニョライト(anyorite)と呼ばれることもあります。
また、海外ではグリーンゾイサイトをAgnoliteとも呼ぶようです。

またまた余談
個人的にですが、やたらと名前が増えるのはいかがなものかと思っています。
こうなってくるとわからなくなりますよね…
基礎データ化学組成 ケイ酸塩鉱物 Ca2Al3(SiO4)(Si2O7)O(OH)色 白-灰 ピンク 青-紫 緑 黄 等条痕 白結晶系 斜方晶系へき開 完全硬度 6.5比重 3.3

クリソコーラ Chrysocolla

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和名 珪孔雀石
このクリソコーラは銅鉱床の二次鉱物です。
単体では柔らかくジュエリーには向いていませんが、石英にクリソコーラが染み込み固まった美しいものが産出され人気があります。
特にアメリカで人気があり、ジェムシリカと呼ばれています。
クリソコーラクォーツとも呼ばれて流通しています。
産出地 産状 チリ・メキシコ・アリゾナ・日本では秋田の尾去沢鉱山等銅を含む鉱山で産出されます。
この石は形になる前に、二酸化ケイ素・水・銅を含むゼリー状となり固形化していくとのこ。
共生鉱物は、マラカイト(孔雀石)・アズライト(藍銅鉱)キュープライト(赤銅鉱)
などがあります。
名前の由来 名前の由来は、ギリシャ語の”chryso”(金)”kolla”(蝋・ニカワ)です。
ニカワとは昔から接着剤の役目を担っているもの。
そのことから…
銅鉱石から金を抽出する際、この石も銅鉱石の仲間なためにその様子からのことだとも、クリソコーラというこの名前、昔のクリソコーラと今のクリソコーラは違うもので金を半田付けするときに使用されていた石の名前だとも、色々な説が見られます。
基礎データ化学組成 珪酸塩鉱物 フィロケイ酸塩鉱物 (Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4・nH2O色 青色 青緑色 緑色条痕 白色結晶系 単斜晶系へき開 なし 硬度 2.5-3.5

ルビー Ruby

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和名 紅玉(コウギョク)
コランダム(和名鋼玉 これもコウギョクと読みます)という鉱物の赤い色のものをルビー、それ以外の色はすべてサファイアです。
コランダムは酸化アルミニウムであるアルミナが結晶したもので、クロムを含んでいると赤い色となります。
ルビーの色のバリエーションは濃い赤からピンクまでありますが、薄いピンクは”ピンクサファイア”とも呼ばれています。
ルビーの最高峰は、特別に濃い赤い色のピジョンブラッド(鳩の血)。
全体の0.1%にも満たない量だそうです。
そしてスター効果があるものもあり、これはルチルの微小結晶が含まれているためです。
へき開はなし。(底面および菱面体方向に裂開。)
硬度は9。
ダイヤモンドに次ぐ硬さです。
合成石 第一号 世の中には”合成石”というものがありますが、合成石第一号はこのルビー。
1904年、フランスの科学者ベルヌイによってルビーの合成石は作られました。
アルミニウムとクロムを混ぜた粉を2500℃以上の炎の中で溶融させ、冷却し細長い柱状に結晶させるとういうやり方です。
合成石のルビーは、レーザー光線の光源など、精密機械に使われています。
燃える石炭 赤い色の石=ルビーと古くは考えられていたようです。
ガーネットやスピネルも同じルビーと考えられていました。
それは、
テオプラストス(前370頃~前288古代ギリシアに生きた人で、アリストテレスの弟子で哲学者)の”石について”では”アンスラックス”と呼ばれていました。
マルボドゥスの”石について”(中世を代表する宝石誌として知られる)では”カルブンクルス”と呼ばれていました。
この2冊の本の”アンスラックス”・”カルブンクルス”との呼び方は、共に”燃える石炭”と言う意味です。
マルボドゥスの”石について”では、
どんなに燃え輝く石よりも、カルブンクルスは勝っていて、燃え盛る石炭のように四方に光を放っている。
この石の名前はそこにあるのだろう。 ですが、人々が”カルブンクルス”と呼んでいたものは”赤い硬い石の総称”としてでした。
その後、英語にも”カーバンクル”と呼ばれるようになり、ガーネットやルビーを磨いて宝石にしたものを指すようになったそうです。
スピネルとルビー
スピネルは18世紀に呼び名が決まるまで、スピネルはルビーと信じられていたそうです。
インドでは、ダイヤモンドと共にル…

サンストーン Sunstone

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和名 灰曹長石
長石グループの一つで、同じ長石グループにはラブラドライトやムーンストーンなどがあります。
キラキラしているのはアベンチュリン効果。
アベンチュリン効果(アベンチュレッセンス)とは混入物が光を反射し、きらきら輝く事。
サンストーンは自然銅赤鉄鉱(ヘマタイト)針鉄鉱(ゲーサイト)等が内包し、キラキラと輝きます。

古代ギリシャにて太陽の神としての象徴だったそう。
日本では、東京都三宅島にて産出され、インド・カナダ・アメリカ・ノルウェー等があります。

以下、ラブラドライトにも掲載していますが、長石グループについて掲載します。
基礎データ化学組成 珪酸塩鉱物
NaAlSi3O8(90-70※1)-CaAl2Si2O8(10-30※1)色 赤 オレンジ 黄色等(ベースは無色でそれぞれのカラーは内包物によるもの)条痕 白色結晶系 三斜晶系へき開 完全硬度 6~6.5 長石グループ 長石グループに分類されるこの石、ほかにムーンストーン・アマゾナイト・サンストーン等、有名所の石が多いと思います。
鉱物中No1の分布を誇り、月にも存在します。

長石グループは造岩鉱物(岩石を構成する鉱物)の分類上で一つのグループを形作っています。
この長石グループだけで20種類以上の鉱物があります。
造岩鉱物の分類に当てはまる鉱物は他に、輝石・角閃石・雲母・かんらん石・柘榴石などがあります。
長石の構成は、
Al(アルミニウム)Si(ケイ素)・O(酸素)その他の元素 K(カリウム)Na(ナトリウム)Ca(カルシウム) その他の元素に注目し、長石で、K・Na・Caを含むものは、
カリ長石 KAlSi3O8曹長石 NaAlSi3O8灰長石 CaAl2Si2O8 この3つをベースに、下記のように2分類されています。
1.カリ長石 カリウム・アルミニウム主成分正長石 単斜晶系 -ムーンストーン
ムーンストーンは正長石と曹長石が薄い層を作って交互に存在します。
分類は正長石に属します。微斜長石 三斜晶系 -アマゾナイト※正長石・微斜長石は肉眼でその差は判別不能
2.斜長石 ナトリウム・カルシウム主成分 斜長石は、曹長石~ナトリウムが主成分のソーダ長石と、灰長石~カルシウムが主成分のカルシウム長石の組み合わせの割合により分類されます。

曹長石(%)灰長石(%)曹長石100~900~10灰曹長石※1 90…

エピドート Epidote

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和名は緑簾石、別名はピスタサイト(ピスタチオ色から)。
黄緑色~黒っぽいものまでバリエーションがあり、含まれている鉄の量で色合いが変化します。
鉄の量が多ければ多いほど不透明・濃色となります。
鉄ではなくアルミニウムが含まれると淡い色合いになり、透明な物は暗緑色~褐色まで多色性を持ちます。

和名の緑簾石の”簾(スダレ)”。
葦(アシ)・葭(ヨシ)等を糸で編んでつなげた日よけのことですね。
一つ一つの結晶の形は細い針状や短柱状(短い柱のような形)をしていることから、明治期に名前がつけられたようです。
ですが、塊状での産出もみられます。

壁開は一方向に完全。
硬度は6~7。
比較的硬いですが衝撃に弱く、条痕は見た目の色とは違い灰色。
”緑簾石”という名前は石の名前でもあり、また、同じ性質を持つ石のグループ名でも使われます。
カルシウム・アルミニウム・シリコン・酸素が水酸基1個と結びついている珪酸塩鉱物という分類になります。
緑簾石グループ紅簾石(コウレンセキ・ピーモンタイト)
赤色の石 埼玉県長瀞産(国指定の天然記念物)褐簾石(カツレンセキ・アラナイト)
褐色・黒色の石 微弱な放射線を含み、金属光沢。灰簾石(カイレンセキ・ゾイサイト)
エピドートに含まれる鉄がアルミニウムに置き換わったもの。鉄よりもアルミニウムが多くなるとこの石となる。 ただ、境界は曖昧桃簾石(トウレンセキ・チューライト)
桃色の石 灰簾石にマンガンが含まれたもの。タンザナイト
青色の石 灰簾石にバナジウムが含まれたもの。 などがあります。
産出地 産状 火成岩や変成岩、特に緑色片岩によく見られます。
産地は日本でも採取でき、有名なのが長野県武石村(現上田市)の”焼餅石(ヤキモチイシ)”。
見た感じは普通の灰色の石ころ。
その石ころをぱかっと割ると、うぐいす餡が入ったようなお餅のようにエピドートがつまっていて、このような名前がつけられました。
鉱物学者保科百助が発見した石です。
ペアアゲートのエピドート版ですね!
世界では、イタリア・オーストラリア・ロシア・アメリカ・ブラジル等で採取されます。

桜石 -菫青石仮晶-

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桜石とは菫青石(英名cordierite コーディアライト)の仮晶のことです。
ではまず菫青石から見てみます。
菫青石 cordierite 青~すみれ色(菫色) 菫青石という和名はその見た目からなのでしょう。 英名のコーディアライトはフランスの地質学者ルイ・コルディエ(Pierre Louis Antoine Cordier 1777 – 1861)。
18世紀末にこの菫青石を紹介したことが由来だそうです。
菫青石の別名 菫青石というとピンと来ない人もいるかともいますが、この菫青石の美しい結晶のものは”アイオライト”・”ウォーターサファイア”と呼ばれています。
アイオライトと言われれば、ピンとくることでしょう。
そしてこの菫青石は多色性
多色性とは角度によって色が違って見えることを言います。

菫青石は、”ダイクロアイト”の別名も持っていますが、由来は”ダイクロイズム=二色性”。
また、鉄分(レピドクロサイト ヘマタイト等)等を含むものがあり、赤みが強いものを特別に”ブラッドショット・アイオライト”と呼んでいます。

この菫青石は特に多色性がはっきりしているため、カットの際にきっちりとわかるようカットしてあるものがあります。
菫青石の産出地 スリランカ・ミャンマー・インドなどから多色性の強い美しいものが産出されます。
アメリカ・ブラジル・ドイツ・ノルウェーなどからも産出されます。
そして日本もです。
有名なのは茨城県日立鉱山、宮城県川崎町があります。
菫青石の産状広域変成岩(高温低圧型)接触変成岩(特に泥質ホルンフェルス※1)花崗岩中 です。
※1 泥質ホルンフェルス
ホルンフェルスとは、割れ目に入りこんだマグマの熱とその圧によって、そのまわりの石が変化した変成岩(接触変成岩)の一つです。
ホルンフェルスの分類法で、源岩がなにかという分類法がありますが、泥岩が源岩の場合は泥質ホルンフェルスという名前となります。
菫青石の基礎データ化学組成 珪酸塩鉱物   Mg2Al4Si5O18色 濃青 灰青 すみれ色条痕 白色結晶系 斜方晶系へき開 明瞭硬度 7~7.5比重 2.5~2.7 桜石 国指定天然記念物で、京都府のレッドデータブックに掲載されています。
花のような形をしたかわいい外観です。
花の部分の大きさはみな5ミリ~1センチ程です。
写真…

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