ボーナイト 斑銅鉱 BORNITE

ボーナイト 斑銅鉱 Bornite
Bornite 産地不詳

銅の鉱石として世界中で採掘されている斑銅鉱。
銅の鉱石から抽出される銅は電導性に優れていて電線やケーブルなどに使われています。
別名 ピーコックオア/孔雀鉱石/孔雀銅鉱とも呼ばれるその姿は、採掘後は赤銅色の斑銅鉱、空気に触れてしばらくして酸化すると青・紫・虹色に変化することからです。
日本語の斑銅鉱の名前の由来は、青や紫が時間の経過とともに出現することが由来とのこと。

産地 産状

塊状で見られることが殆どですが、稀に八面体・十二面体・擬立方体などもあります。
塊の表面はボコボコしています。
熱水鉱脈によく産し、以外に火成岩・ペグマタイト・スカルンに一次鉱物として産する他、銅鉱床の酸化帯に二次鉱物としても産します。
黄銅鉱・石英とともに産することがほとんどです。

…黄銅鉱の表面を酸処理して本鉱として販売されているのを見たことがあります。
そうだと言ったらそうですが、できれば自然のものが良いなと思う石好きの心理があったりしますよね^^

基礎データ

  • 化学組成 硫化鉱物 Cu5FeS4
  • 色 赤褐色 青紫
  • 条痕 灰黒色
  • 結晶系 六方晶系
  • へき開 不明瞭
  • 硬度 3
  • 比重 5.1