アルベゾン閃石 ARFVEDSONITE
Arfvedsonite/Feldspar Mt.malosa zomba, Malawi |
アルベゾン閃石は、19世紀にグリーンランドで発見。
スウェーデンの科学者J.Aアルフェドソン(1792~1841)にちなんで命名された、角閃石(アルカリ角閃石)の仲間です。
針状や柱状の結晶で見られることが多く、鉄を多く含みアルカリに富む火成岩中(霞石閃長岩等)や変成岩にも見られます。
第一鉄と第二鉄
第一鉄Fe2+と第二鉄Fe3+が入れ替わると、下記のようになります。
- Fe2+がMgに入れ替わる 苦土アルベゾン閃石
- Fe3+がAlに入れ替わる 鉄エッケルマン閃石
- Fe2+がMg、Fe3+がAlに入れ替わる エッケルマン閃石
基礎データ
- 化学組成 珪酸塩鉱物(イノ珪酸塩鉱物)NaNa2(Fe2+4Fe3+)Si8O22(OH)2
- 色 黒 緑色を帯びた黒
- 条痕 青みのある灰色
- 結晶系 単斜晶系
- へき開 完全
- 硬度 6