ブラジリアナイト ブラジル石 BRAZILIANITE
![]() |
ブラジル石 Brazilianite Linapolis Minas Gerais, Brazil |
黄色の結晶のブラジル石。
名前の由来はブラジルで最初に発見されたことが由来で、ブラジルミナスジェライス州コンセリェイロ・ペナ鉱山にて1945年に発見されました。
透明感のある黄色ー黄緑色の結晶で、柔らかい石のためアクセサリー加工はあまりされていませんが、観賞用にルースとしてカットされたものがコレクターに人気です。
産出地 産状
短い柱状の結晶でペグマタイトに電気石や燐灰石とともに産します。
色味は通常は透明感のあるスッキリとした黄色ですが、黄緑色のものも見られます。
また透明感のない褐色(ベージュ)のものも存在します。
産出地は原産地のブラジルの他、アメリカニューハンプシャー州にも産出します。
基礎データ
- 化学組成 リン酸塩鉱物 NaAl3(PO4)2(OH)2
- 色 黄色 黄緑色
- 条痕 白色
- 結晶系 単斜晶系
- へき開 完全
- 硬度 5.5
- 比重 2.98
補足 発見年が1944年と1945年両方の記載が文献によって見られました。