スコレサイト scolecite

scolecite Nasik, Maharashtra, India
scolecite Nasik, Maharashtra, India
大きさは手のひらサイズ。
白いシルクのような光沢です。
スコレサイト又は、スコレス沸石とも言います。
産する形は細い針のような形の先の尖ってない物がまとまって束となった集合体・もしくは放射状集合体が見られ、柱状のものも見られます。
色は無色・白色・薄い黄色。
硬度は5で、ナイフで何とか傷をつける事ができます。

CaAl2Si3O10・3H2O
スコレス沸石は、カルシウム・アルミニウム・ケイ素・水で出来ています。
沸石グループは、カルシウム・アルミニウム・ナトリウム等が主成分の含水珪酸塩鉱物の分類となります。
しかし、スコレス沸石はナトリウムがありません。
外観上、ソーダ沸石・中沸石ととても似ていますが、ナトリウムがないということがスコレス沸石の決め手となります。
scolecite Nasik, Maharashtra, India
scolecite Nasik, Maharashtra, India
火山岩(玄武岩)の空洞や、石灰岩が接触変性作用を受けた岩石の中に産し、水・熱が存在する場所に産します。
主要産地はなんといってもインド。
流通している標本で一番量が多いと思われます。
国内では、静岡県焼津・神奈川県足柄上郡山北町等があります。

ゼオライト

沸石(Zeolite/ゼオライト)とは、50種類ほどの数の沸石(ゼオライト)グループの名称です。
ゼオライトは生活の中で活躍しています。

  • 脱臭効果(ガス吸着)
  • 空気中の湿気を吸ったり吐いたりする作用
  • 吸水
  • 土壌改良
  • 水質浄化

そして、ここ最近で言われているのが、放射性物質の対外除去。
チェルノブイリスリーマイル島の事故で放射性物質を吸着させるために散布されたという文献もあるそうです。
福島での事故での汚染水の浄化にはゼオライトを使っているとのこと。
そしてこの沸石グループの特徴は”含水”。
水を含んでいることが特徴です。
ゼオライトという名前の由来は、ギリシャ語で”Zein”=”沸騰”。
水が存在するため熱を加えると水分をはなし、水蒸気が出る様子から名付けられたそうです。

名前のいわれは虫!?

scolecite Nasik, Maharashtra, India
scolecite Nasik, Maharashtra, India
さて、スコレス沸石ですが、火で炙ると融解して丸くなります。
融解して丸くなるとき、ワームという虫にそっくりな様をして丸まります。
※融解とは固体が液体に変化する事をいいます。
ワーム worm
ミミズ・毛虫・うじ虫・回虫など足のない虫
要は、むにむに・うにょうにょとした動きの様にそっくりで、ギリシャ語のワームを意味する”スコレスク”=”skolex”が名前の由来だそうです。

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