ヘマタイト 赤鉄鉱 hematite

Iron Rose 鉄薔薇 China
Iron Rose 鉄薔薇 China
和名 赤鉄鉱
鉄鉱石として磁鉄鉱と並ぶ鉄の鉱石です。
この石の特徴は、和名に”赤”の字が見えますが、粉末状にすると真っ赤=血のような色の赤い色となります。
石に傷をつけても同じように赤い色が浮き出ます。

この石の条痕は”赤~赤褐色”で容易に判別がつきます。
また、名前のhematiteのhemaは、ギリシャ語で”血”の意味だそうです。
そしてこの赤い粉末ですが、”ベンガラ(赤色顔料)”として広く利用されています。
ヘマタイトができる場所は、ほんとうに様々な場所で産出されるため、産出量もとても多い鉱物です。
また、他の鉱物(石英やガーネット(アンドラダイト)等)と共生するため、それぞれの標本でとてもきれいなものがたくさんあります。
硬度は5~6で、へき開はなしです。

ヘマタイトの呼び名

  • 鏡鉄鉱
    赤鉄鉱で金属光沢の強いものでピカピカのもの。
    一般的には黒っぽいツヤツヤのものが多いですが、白っぽく見えるほどぴかぴかの物があります。
  • 雲母鉄鉱
    赤鉄鉱で雲母のように薄い板状のものが集まった物。
  • 腎臓鉄鉱
    腎臓のように丸いぼこぼこした形
    (ぶどうの房のもっと大きい感じのイメージ)のもの。
  • アイアンローズ(鉄薔薇)
    写真の板状のものが沢山集まったもので、雲母のように平行ではなくいろいろな方向に組み合わさったもの。

ウーライト質鉄岩

ウーライト(魚卵状石)といえば、石灰の小さくて丸い、それこそ魚の卵のような見た目の石。
ウーライトとは、石灰質の岩石(堆積岩)が小さな粒子状になったものの総称。
核の部分に波打ち際のような水に揺られるような場所で炭酸カルシウムが同心円状に丸く堆積するため、小さくて丸い形となると考えられているものです。
なので、シャモ質ウーライト・褐鉄鉱ウーライト等、○○ウーライトという名前はいろいろあります。
ウーライト質鉄岩とは、堆積岩の基質の中に小さく丸い形で結晶しているそうです。(”oolitic iron ore”)

ヘマタイトの意味 いわれ

ヘマタイト 赤鉄鉱 Hematite Imilchil Morocco
ヘマタイト 赤鉄鉱 Hematite Imilchil Morocco 

意味合いですが、軍神マルスと結びつけて、”勝利に導く石”と言われていたそうです。

体調面では”貧血・生理痛・炎症”によいと言われています。
やはり”血”の繋がりでしょう。
ですが、いつから言われたことなのでしょう。
血→貧血・生理痛→”鉄分”!
その昔、まだこの石の成分が鉄だと分からなかったとき、もしくは貧血・生理が鉄分が失われるという事実が解ってからこのように言われたのでしょうか?
慣習的に得られたものだと考えても、納得出来る話だと思うのは私だけでしょうか?

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