チャロアイト チャロ石 Charoite

チャロアイト チャロ石 Charoite Russia
Charoite Russia

ロシアのアルダン地区のチャロ川流域が原産地の紫色の石。
最近ではインドでも産出されているようですね。
パワーストーンの世界では、三大ヒーリングストーンの一つ(スギライト・ラリマー・チャロアイト)として近年注目されています。

マーブル模様の正体

チャロアイト チャロ石 Charoite Russia
Charoite Russia これはトップの画像の裏側の画像です。

チャロアイトをよく見ると、紫色の部分と白い色の部分や黒い部分があるかと思います。
紫色の部分はチャロアイトで、とても緻密な繊維状の結晶の集合体です。
その集合体とともに、白い長石・黒いエジリン等とともにマーブル模様の姿をなしています。

名前のいわれ

チャロアイト チャロ石 Charoite Russia
Charoite Russia

チャロ流域が原産ということでチャロ石・チャロアイトとの説と、”魅惑する”という意味のロシア語”チャロ”との説とあります。
1978年に新鉱物として認定(ロシアの女性鉱物学者 ベーラ・ロゴワ)されましたが、その前からこの石の存在は認識されており、その美しさから彫刻などに使われていたそうです。
まさに、見た人を魅惑する美しい紫色のマーブル模様。
この石の美しさに、”(見る人を)魅惑する”=”チャロ”のネーミングに私は納得です!

基礎データ

チャロアイト チャロ石 Charoite Russia
Charoite Russia
  • 化学組成 珪酸塩鉱物 K(Ca,Na)2Si4O10(OH,F)・nH2O ※1
  • 色 紫色
  • 条痕 白色
  • 結晶系 単斜晶系
  • へき開 明瞭
  • 硬度 5~6

※1 いくつも化学式が提唱されているため、その中の一つを記載します。