石の基礎知識 石ができるまで
石の基礎知識 石ができるまで 岩石の種類 石は大きく分けると3つに分かれます。 火成岩 マグマが冷えて固まったもの 堆積岩 水などの流れによって運ばれたものが固まってできたもの 変成岩 もともとあった岩石が、地下の高い温度・圧力で変質し新しい岩石となったもの もちろん地層を形作るものは、この他に化石なども含まれます。 そして、この石たちは地球上で循環しています。 火山が爆発し→マグマが冷えて固まり火成岩になり→その火成岩が川の流れにのって細かくなり→川の下流で堆積岩となる 火山が爆発し→マグマが冷えて固まり火成岩になり→火成岩が地下でゆっくりと固まり→深成岩となり→更に温度や圧力で変質し→変成岩となる 地球上の石は姿や場所を変え、くるくると循環しています。 水もそうですね。 マグマってなに? マグマ溜まり 解説 マグマとは、岩石が溶けたもの。 800~1300℃で岩石は溶けるのですが、この温度がマグマの温度となります。 地下70~200㎞という深いところで岩石が溶けてマグマができます。 液体のマグマは、周りの岩石より比重が小さいので地下数km~数十㎞まで浮力によって上昇し、マグマだまりができます。 マグマが岩の亀裂に入り込み、ゆっくり熱が奪われて冷えて固まると火成岩の一種、 深成岩 になります。 亀裂を伝わって地表に噴きだすと火山となり、吹き出したマグマは急激に冷えこれが 火成岩 の一種の火山岩(溶岩)となります。 そしてこの火成岩は更に周りの石を熱することになり、周りの石は熱によって変質し 変成岩 となります。 また、堆積岩の中にマグマだまりができると ホルンフェルス という硬い石になります。 岩石のできるまで 火成岩 火成岩は大きく 火山岩 と 深成岩 に分けられます。 火山岩 火山岩 深成岩 ペグマタイト 地表や地表近くで急激に冷えたものが火山岩です。 特徴として鉱物の粒が細かく、ガラス質を含んでいます。 代表的な石 玄武岩(ゲンブガン) 安山岩(アンザンガン) デイサイト 流紋岩(リュウモンガン) 見た目の色合いは、玄武岩が一番濃い色の灰色で安山岩・デイサイト・流紋岩の順に二酸化珪素が増え白っぽい色合いになります。 ※二酸化珪素とは別名石英や